カンボジア旅行の後編です。
さて、思い立ったが吉日というように、こういう更新は勢いで一気にしないとやらなそうなので最後まで突っ走りましょう。
前編の続きです。
なんという遺跡だったか忘れましたが、このインパクトのある木はなんか有名な映画撮影に使われたとガイドが自慢していました。
アンコールワットの遺跡も、もう800年以上前のものですから、いたるところで崩壊しています。これらを修復して観光できる形にしているらしい。ちなみにアンコールワット周囲の参道の修復には日本の上智大学なども大きな貢献をしているとガイドが話していました。
アンコールワット周辺。木の下にいる子供たちは観光客目当ての物売りです。
この子たちは我々が日本人だと一発で見抜くようで、絵葉書をたどたどしい日本語で数えながら必死に売り込んできます。一度買うと、周囲から大勢の子供たちが集まって囲まれます。
さてさて、お待ちかね、アンコールワットです!(ドンッ)
実は今までの遺跡はアンコールワット本体ではなく、その周囲にある様々な脇役たちです。いまからついに本体、中心部へと乗り込んでいきます。
アンコールワットの中にはたくさんの落書きがあります。その中にはこんな落書きも。
お分かりいただけただろうか。とても見にくくなっていますが、まるで江戸時代の巻物のような日本語が記されています。実はアンコールワットと日本人の歴史はとても古く、数百年前から日本人が訪れていたそうです。この落書きは1632年にアンコールワットを訪れた森本一房という武士によって書かれたもので、同じような炭で書かれた古い書き込みは10数か所あるらしい。こちらの落書きの詳細はwikipediaへどうぞ。→森本一房
そして、こちらはアンコールワットの塔の部分からの景色です。
中心部の高くなった場所に、あの有名なアンコールワットの塔がたっています。その中庭的な場所に小さな遺跡もあります。
そして下から見上げた例の塔です。
ここに上がってくるには13mほどのものすごく急な階段を上らなくてはなりません。これまた降りるときがとても大変です。
アンコールワットの壁面にはびっしりと壁画が彫られています。それはもういたるところに細かく彫られていて、とても人間技には思えません。
これらの壁画はインドの叙事詩なんかを再現したものらしく、地獄に落ちる人々や神々の戦いの様子などが壮大なスケールで壁一面に表現されています。これらの壁画は本当にものすごいので一生に一度は見ておきたい。
アンコールワットでは運が良ければ夕日とのコラボなんかもみられるんですが、この時はちょっと天気が悪く残念ながら見ることはできませんでした。
アンコールワットへ観光した多くの人が口をそろえて「感動した」「一生に一度は見ておきたい」といいますが、間違いありません。日本では絶対味わえない異文化、非日常がそこにはあります。
ということで遺跡観光はここらへんにして、宴の時間です。
まあ何ともカンボジアカンボジアしていますねぇ。夕食のレストランではステージで美女がカンボジアの伝統舞踊を披露してくれました。
カンボジアの女性はなんだか純粋な目をしていてとてもかわいらしいです。これはカンボジアに限らず、東南アジアの女性というのは日本人にはない素朴な魅力があります。
夜の街に繰り出しました。
夜の町はとても賑やかで、世界中の人々がそれぞれの宴を楽しんでいます。私たちもRed Pianoというレストランに入ったのですが、そこで食べたピザは絶品でした。ほんとうに突然の絶品で面食らったのでした。
そんな夜も明け、ついにカンボジア最終日です。ここでmikiroとjingetu、NilsamとHakuの2グループに分かれ、各々自由に彷徨うことになりました。Nilsamと私は戦争博物館へと向かいました。
戦争博物館には先の戦争時代のベトナム軍の遺物やら戦車、重火器、地雷などが無造作に展示されていました。その展示の仕方はほんとに日本じゃ考えられないくらい無造作で、ただそこらへんにおいてあるだけです(笑)AK47やらRPGやらさまざまな銃器もそこらへんに並べられているだけなので普通に持って帰る人とかいそうなんですが・・・。
カンボジアというとやはり地雷というイメージがありますよね。現在でも多くの地雷が眠っているらしく、あのアンコールワットの周辺にも埋められているとのことです。
我々4人が再集合するときにはなぜかjingetuとmikiroがキレているという事案が発生しましたが、まあなにはともあれ最後には彼らも笑顔を見せていたのでうれしいです。
さて、カンボジアともそろそろお別れの時間がやってまいりました。何が悲しいかって、アンコールビールを飲めなくなることが悲しい!!
このアンコールビール、ほんとに安くておいしいんですね。さらにカンボジア料理がまたビールに合うものばかりなのでまさに奇跡的な組み合わせです。
空港につき、3日間フレンドリーに案内してくれたガイドとお別れします(オックン!)
そして空港でアンコールビールに最後の別れを・・・と思ったのですが、一発目の店で出てきたアンコールビールがとてもまずくこのままカンボジアとお別れできないということで、缶の物を買い直し、気を取り直してアンコールビール最後の乾杯をしました。
そして次なる新世界「ベトナム」へ向かいます。
さて、ものすごく長くなりましたが、カンボジア編はここで終わりです。
現地警察に金渡してワッペンやら制帽やらを買い取ったり、怪しい売春婦に絡まれたNilsamがチャリにひかれたりと衝撃的な想い出の数々は語りきれません。
カンボジア~いままではまったくなじみのないものでしたが、今、それらの想い出とともにまるで故郷であるかのようなノスタルジアを感じます。それほど素晴らしい異国で、非日常で、いまこれを書いてる瞬間にも飛行機に飛び乗って再びあの雰囲気を味わいにいきたいくらいです。
最後に、むこうのタクシーであるトゥクトゥクと町の様子を映像をお見せして、次のベトナム編へとつなげたいと思います。
※この動画は、深夜のトゥクトゥクで目的地をスルーされ、別の場所に連れて行かれるという緊張感あふれる瞬間の貴重な記録です。しかし基本的にトゥクトゥクのおっさんは親切なので、この時ももっといい場所を教えてくれただけでした。我々の拙い英語にはご勘弁ください(笑)もっと勉強します。
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