白幡神社

白幡神社

千葉市稲毛区萩台町(→MAP)のモノレール検収庫近くの藪山にひっそりとたたずむ神社。その不気味なたたずまいから「霊的に危険である」「以前殺人事件が起きた」などといった胡散臭い噂が囁かれるいわくつきスポットである。

その歴史を調べてみても、同名の神社が数多く存在するからか、なかなか有益な情報が見つからない。見つかったとしても、怪しげなオカルトサイトの根拠ない情報ばかりだ。こちらのサイトには白幡神社の分類が「旧村社」となっていることから白幡神社の歴史をある程度推測することができる。

神道用語には詳しくないからよくわからないが、この「村社」というのはその名の通り「村」に所属する神社というような意味らしい。千葉市のホームページによると、この萩台町の前身は下総国千葉郡萩台村であり、1889年4月1日に都賀村と改名され、1937年4月1日に今の萩台町という名になった。つまり、この神社が村で設立されたことから考えて、その設立は少なくとも1937年以前になるだろう。詳しい情報は、インターネット上にも書かれていないので、その設立の全貌は闇の中である。

インターネットで調べる中で出会ったこの神社についての主な噂は以下のとおりである。(当然あくまで無根拠な噂である)

  • 以前は処刑場があった
  • 歩いていると上から生首が落ちてくる
  • 二足歩行の何かが藪の中を猛烈な勢いで走ってくる
  • 以前殺人事件があった

よくある噂である。この神社独特の不気味な雰囲気が人々の想像力を掻き立てるのだろう。

白幡神社に至る道は、車通りの多い上り坂の途中に突如現れる。木々が多い茂り、昼間でも暗い。

しばらく行くと石造りの鳥居に出会う。

鳥居をくぐってしばらく歩くと左右には林立する祠が見えてくる。
ちなみに、実はこの白幡神社には3,4年前にも来たことがある。当時は、本社に至る道に立ち入りを拒むような注連縄があったのだが、何者かによって切られてしまったようでその面影はない。

本社は青い鉄板で閉ざされている。閉ざされた本社を一対の狛犬が守る。

以前来たときはこの狛犬の前に石造が立っていたのだが、これも何者かによって破壊され無残な姿をさらしていた。

本社の後ろにはもう一つ建物が隠れている。そこには、抜け殻となった本殿がたたずんでいる。

過去の遺物。

確かに異様な雰囲気ではある。人を不安にさせる重苦しい空気が立ち込めている。

鳥居から本社に向かう道の途中では切り倒された大木の切り株に出会う。

特になにも起きなかったが、ただただ不気味な空間だった。

 

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