22nd 8月, 2015

香港・マカオ 後篇

終わりなき欲望の果てにあるものとは。

さて、ゲームの舞台は「深夜特急」でも登場した葡京娯楽場です。中の雰囲気は大体イメージされる感じそのままだと思ってください。台がいくつもあって、ディーラーがいて、遊ぶということです。私は、大小と呼ばれる骰子3つの出目を予想する遊戯に興じました。現金をチップに替えて台に放るのは楽しいです。ちょっと増えたりすると、ウフフ☆

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そして10万すって逃げ帰ります。

 

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欲望をコントロールするのは難しいですね。もはや何も考えずに全額一気に賭けた方が勝てたのかもわかりません。それはまた次回のお楽しみということで、今回は野犬に睨まれながらの半泣き帰りです。

翌朝は、何かに似ているペットボトルを眺めながらしばらくぼんやりしてました。しかし本当に何かに似ている・・・。

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何もしないわけにもいかないので、ホテルのミニカジノですった後にステンドグラスの教会を見学したり、

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丘に登ってマカオ界隈に邪念をまき散らしたりして過ごしていました。

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その後も暫く放浪を重ね、最終的に空綺麗状態まで至ったところで香港へと戻ります。

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香港に戻り、ともかく腹ごしらえということで担々麺を食します。混ぜそばを混ぜた後の写真で恐縮なのですが、本場の山椒かなんかが痺れ辛い本領を遺憾なく発揮して凄かったです。口腔がビリビリとしました。そしてそれが旨いというやつです。

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あまりにも痺れたので、デザートにフォアグラの作成過程に似た鯛焼きを食べました。見た目と裏腹にさっぱりヨーグルト味で丁度よかったです。

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食事後は、鉄道を乗り継いで終点を味わったりしてました。ようするに暇なんですね。それが旅の醍醐味とも言えましょう。適当な一枚。

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そして、運気を逆転させるという車公廟なる施設にやってきました。

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何やら偉そうな黄金の人が直立しておられますが、彼の脇にある風車を回すと運気が逆転するそうです。
台帳に「宝六一当」と記載して見境なく回すなどしました。

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放浪の後は中心部に帰還し、シンフォニー・オブ・ライツなる意識の高い光のファンタジーを鑑賞しました。それにしても人が多い。

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人々が条件反射のように撮影する画です。いいね!がほしいか!

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人混みに紛れながら歩いていると、電光掲示板が残念なことになっているレストランがありました。千葉の国道沿いでも似たような現象を目にしたことがあります。

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そして夜の最後に、香港141とかいう風俗マンションに侵入してきました。いくつもあるようですが、ここは比較的有名な香檳大廈、外見は香港によくある建物です。

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階段を登ります。エレベーターでも大丈夫ですが、奥まって分かりづらいところにありました。

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8階くらいの居住域には、ピンキーでなにやら怪しい空間が。

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そこを入るとこういうことになっています。これでチャイムを鳴らして顔を合わせ、インスピレーションを感じたら中に入って金を払い性行為に及ぶというわけですね。私は何故か金がなかったので遠慮して立ち去りました。

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そして、350香港ドルの手持ちで旅の疲れを癒す為に150香港ドルのマッサージを受けたら単なるそれじゃなく結果的に500香港ドル請求されるに至る事案が発生したりしましたが、どうにか300香港ドルにしてもらうなどしてホテルに戻りました。

残金50香港ドルでシャツと水とチョコを買い、ホテルの下でCAMELを吸っている時は持たざるものだけが抱けるであろう謎の満足感に満ち溢れていました。
欲望を充たす為には欲望を持たないことが一番です、賢者とか関係なくそう思いますよ、うん。

こちらは翌朝、欲望の果てです。混沌に満ち満ちた屋台街が一転して静まっていました。

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道中の麻雀店から。不要大戦なのはもちろんですが、ともかくムダヅモ無き改革を彷彿とさせますね。

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九龍半島から空港に向かった方が早いのですが、気分によりスターフェリーで香港島に渡ってから向かいます。欲望が荒立たず穏やかな海をすすみました。

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空港では、喫煙所が展望所を兼ねるという理想が体現されていたので、飛行機を見るなどしてゆるりと過ごします。

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そして、香港のパソコンにCHMの履歴を刻みつけ、無事日本に帰国したのでした。
あっ・・・(察し)

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さて、今回は以上になります。お気軽に深淵を覗き、どことない満足感を得る旅でした。香港・マカオはアリです。

それではまた次回、パンガン島の年末年始でお会いいたしましょう。

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[…] 後篇へ続く […]

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