1st 1月, 2015

ネパール その2

人生の奥地へと向かう旅、その2です。

天国のポカラから混沌たるカトマンズに還俗した私は、とりえあえずタメル地区を周遊することにしました。狭い路地に建物が立て込んでいるため日光が遮られ、ある種の雰囲気を醸し出しています。

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アジアよろしくリキシャーだかトゥクトゥクだかが疾走しています。日本でも手軽な移動手段としての商機はあるでしょうか。

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自分の立つ場所歩く道、それらを俯瞰するためにスワヤンブナートへと向かいます。これもまた長時間歩いたので、途中で失禁しそうでありました。世の中は公衆トイレの視認性を高める必要がありそうです。

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入口を抜けて、異常な角度の階段を登り行きます。高みに上るためには苦労が必要なんですね、、、

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しかしその甲斐はあると言えましょう。カトマンズの街並みを一望することが出来ました。土気色の建物が一面に広がり、思わず唸ってしまいます。

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青空に映えるタルチョとストゥーパ。透徹した眼差しでカトマンズを自在に観じています。

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そしてその街並みの中に溶け込んでいきます。タメルはかつてバックパッカーの聖地と呼ばれただけあって、国際色豊かですね。聖地巡礼ということでゴアとカーブルにも行ければよいのですが、インドはともかくアフガンの地を踏める日は来るのだろうか・・・。

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この日は大晦日だったこともあり、夕食は年越し蕎麦にしました。ネパールですが年越し蕎麦を食べることができます。その気になればかつ丼やラーメンもあります。ちなみにお銚子に入っているのは日本酒じゃなく謎の蒸留酒です。結構度数が高くきつかったです。

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あけて2015年になりました。酔っぱらってホテルで気絶していたのでなんの感慨もありませんが、とりあえず街に出ていきます。ダルバール広場というネパリの集まる場所へ。。

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世界遺産の広場でゆったりと流れる時間には、悠久の昔から続く心の落ち着きがあるのかもしれません。私の還るべき場所とは。

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西洋風の建築物もありました。煉瓦造りがひしめくなかで、まさに異色の建物と言えます。

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ぷらぷらと歩いていると、何らかの主張をしているデモ集団を目にすることが出来ました。大衆は数により政治を動かすということです。

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こちらはビムセンタワー、カトマンズで最も高い建物として、一際目立つ建物でした。

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川を越え、古都パタンへと向かいます。古都という響きには惹かれるものがありますね。

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途中のスーパーマーケットで、水を仕入れます。日本だとコンビニ自販機がそこらじゅうにあって手軽なのですが、ネパールでは水を手に入れるのも大変です。個人商店に入ればいいんだけど言葉がね。。。

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かなり巨大な施設らしく、我が家の近所にあるスーパーよりよっぽど多くの物があります。ついついカレーのスパイスなんかまで購入してしました。

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古都パタンでは、金造りのゴールデンテンプルや、

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歴史あるらしい寺院を見て過ごしました。

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帰路はバスです。疲れていたので歩きたくなく、気合で乗りました。タメルタメルと叫んでいれば教えてもらえます。というかバスの兄ちゃんがタメルタメルと叫んでおります。IMG_0347

再びタメルを散策。アジアの雑踏を歩いていると、生きているという実感が湧いてきます。人間のエネルギーとでも言いましょうか。日本だと心の壁を作って世間を気にして生きているため、感じることは少ないです。

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敬愛している世界一周ブログの御方がお勧めしていたラッシー店に行きました。結構賑わっています。

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そしてこれがうまいのなんの。甘いけどしつこくない爽やかさがあり、麻薬的魅力に絡め取られて何杯でも行くことが出来ます。お勧めです、まじで。

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早いもんで帰国の日になりました。再びバスにのり、ボダナートという場所でネパール最大のストゥーパを拝みました。チベット仏教徒が一面に取り囲んで儀礼をしていたのが印象的です。

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これを回すといい感じなことになるようです。土産に一つ買ってきたので、気が向いたときにくるくると回しています。来世は天界以上確定ですね。

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そして旅の終わり、カトマンズの雑踏に別れを告げます。

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カトマンズ、トリブヴァン国際航空を深夜に出発です。寝てたら搭乗終了間際で帰れないところでした、いやはや危ない。

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帰路は中国南方航空で広州経由でした。堕ちずになによりです。飛行機ってのを心から信用することができないんですね。何故だか。

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さて、長い間お付き合いありがとうございました。途中からお気楽な旅へと変貌し、のうのうと日本へと戻ってきたわけですが、その後精神崩壊へと至る過程はいずれまた更新すると思いますので、その時にご査収ください。

そして、震災の災禍に見舞われたネパールに深い哀悼の意を捧げ、再訪の誓いをもって、今回の旅を〆させていただきます。

 

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