31st 12月, 2014

ネパール その1

2014年12月27日から2015年1月3日まで、人生の解答を求めてネパールを訪問しました。

お久しぶりです、nilsamです。輪廻転生を繰り返すこのサイトですが、解脱する日は訪れるのでしょうか。

さて、haku君から更新をせっつかれているので、ネパール編を更新していきます。

旅の動機は単純で、忍び難き日常から逃避するために客死でもしようかというものでした。死なずに帰ってきたら三か月後に精神病院にぶち込まれたので、当時はそれなりに本気だったのかもしれませんね。

安い航空券を購入したため、上海及び昆明という中国の両都市を経由してのネパール入りとなります(中国東方航空)。旅の始まりは、昆明のホテルでコンクリートジャングルを眺めながら東京ぼっちの東京は東京であって東京ではないという謎論理について思いを馳せているところです。もはやぼっちに企画名を変更した方がいいんじゃないか。

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こちらはネパールの首都カトマンズ、タメル地区にあるホテルの屋上からの一枚です。既に夕刻であったため、この日は近場をぶらついて就寝しました。なんせ電力不足のために20時くらいから停電しましたからね。漆黒の闇を歩いたら本当に死ぬかもしれぬ。

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人生の都合上、カトマンズ観光は後回しにして第二の都市、ポカラへ向かうことになりました。空港まで歩いていきましたが、何気ない風景一つとっても異国という感じがぷんぷんとしてきます。

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こちらは世界遺産、パシュパティナート寺院になります。猿がそこらじゅうに居たり、川辺に火葬場が在ったりする寺院です。明け方で寒かったため、ネパリと一緒に焚き火に当たって暖を取っていました。何を焼いていたのかは、お察しください。

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空港に無事到着し、飛行機に乗ってポカラへと向かいます。予想よりこじんまりとした機体で堕ちるんじゃないかと不安でしたが、ガタガタ言うだけで意外と危険な感じはしませんでした。

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機内からの一枚。右側の席を確保することで、雄大なヒマラヤの一端を垣間見ることが出来ます。この写真をmikiro君に見せたら、ジブリの「紅の豚」だと言われたのをなんとなく覚えています。

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1時間もかからずにポカラ空港へ到着しました。カトマンズはアジア特有の匂いが鼻についたのですが、こちらは特にそういうことはないようです。

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ツーリストで賑わうと言われる、レイクサイドへと向かいます。フェワ湖畔に位置し、地上の楽園と言われるだけあって非常に穏やかな場所です。

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年末年始にだだっ被りだったのもあり、メインロードはフェスティバルホコ天状態で、各国からのツーリストを出迎える準備をしていました。

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街中にはちっこいストゥーパが祀られていました。世界を見渡すブッダの目が描かれるということは、観自在菩薩( Avalokiteśvara )への信仰でしょうか。

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少し歩き疲れたのもあって、ホコ天のバーに入って休憩です。ベトナムで魅了されたB52に点火しようとして、漏れなく火傷しました。

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そして活動を再開するのが億劫になってきた、というか酔いが回ってきたので、そのまま沈没します。

シーシャバーでぷかぷかとふかしながら、ぼんやりと過ぎ行く雑踏を眺めていました。

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2015年を迎える16thフェスティバルってのもあれですが、00年が1stだったのでしょうか、詳しい所は分かりません。バックパッカーがうじゃうじゃ居るもんだと思ってたら、ネパリもうじゃうじゃ居たのでお相子ですね、お相子。

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翌朝、ホテルの屋上から雄大なマチャプチャレを見上げることが出来ました。意識が高まってきたところで、丘に登ってヒマラヤアタックをしたつもりになりましょう。

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メインロードを突き進み、サンタナポカラを横目に見つつさらに進むと、だんだん寂れてくるわけですが、意に介さず進んでいきます。圧倒的迷子になったりましたが、ネパリに身振り手振りで道を尋ねて進みました。まるで先の見えない人生のようで、それでいて心地よいものです。

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3時間以上歩く羽目になったわけですが、2時間くらいは彼(彼女?)と一緒に歩きました。とても親切な犬で、こちらのペースに合わせて歩行、休憩してくれたので助かりました。長年に渡り名誉忠犬として旅人を導いてきたのでしょう。

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犬と別れて再度道に迷っていたところ、山に住む子供たちに金銭をたかられたりもしましたが、無事にサランコットの丘に登頂できました。

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幸運なことに乾季だったらしく、雲もかからないヒマラヤをしばし、呆然と眺めていました。

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下山する途中、パラグライダーの離陸地点を見ることが出来ました。ここから湖に向かって飛んだら気持ちがいいでしょうね。次の機会があれば是非挑戦してみたいところです。

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(タクシーを掴まえて)下山した後は、ホテルでまったりと休憩です。風に吹かれ山に囲まれながらの”Nepal Ice”は格別な一杯となりました。

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これ以外にも適当に歩いたりアーユルヴェーダを受けたりしたのですが、紙面の都合上そろそろカトマンズへと戻ります。数多くの人に言われているところですが、ポカラは本当に快適で過ごしやすいのでお勧めです。半年くらい沈没してたらもう戻れないんじゃないでしょうか。

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こちらは空港近くのバス停です。飛行機だと一時間かからないのですが、バスだと山岳地帯を抜けるため、半日かかるようです。私も離職して時間の余裕ができたら、陸路メインの旅に切り替わっていくでしょう。

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再びスモッグ満ち溢れるカトマンズの雑踏に降り立ちます。

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人生の答えはどこにあるのか、また次回、終わりなき旅の終焉でお会いいたしましょう。

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