旅も最終章、その四になります。
明けての9/10、はまなすが異様に遅延してくれたので、郡山まで至るルートが行きと同じになってしまいました。
東北新幹線延伸の結果、第三セクター化してしまった青い森鉄道です。恐山に行く時に大湊線との兼ね合いが妙に面倒だった記憶があります。
今日も今日とて腹ごしらえ。駅弁をゆっくり楽しめるのもローカル鉄道旅の魅力です。新幹線でぶっとばすとゆっくり食事している暇もないですからね。
八戸駅ではソフトクリームを嗜みました。甘味に目がないのはいつもの事であります。
行きと同じルートだと言う事もあり、ひたすらゴルゴとAndroidアプリ大全とFRIDAYを読みあさりつつ時間を潰していた気がします。ふと気付いたらもう夕焼け。
その日は郡山で宿泊しました。妙に旨いラーメン屋にいった記憶があるのですが、失念してしまいました。これからは9/11、旅の最終日です。
ここからは運転手が必要ないので本日夕刻にバイトを控えて居たhaku君とは別行動です。最後にホテルの部屋から手を振った彼の姿を私は永遠に忘れないでしょう。そして、私は磐越東線にてあぶくま洞へと向かいます。
特に急ぐ事もない旅路なので、神俣駅からはゆっくりと徒歩です。日本の原風景を感じつつ、ゆっくりと歩を進めました。
ループ、無限ループ、始まりと終わりは常に同じところにあります。
下界に臨む集落から登ってきたと思うと良く歩いたな、と。本州だけあって汗だくになっていました。
なんというか、ちょっと、ウザかったかな(笑
あぶくま洞がいかなる歴史を経てあぶくま洞になったとか全然知らなかったのですが、とりあえずのあぶくま洞です。
特に何の考えもなしにチケットを購入して侵入します。この時は、まだ、極寒だと、知らなかった(白目
汗だくになってからの極寒って風邪をひくんじゃないかという懸念に纏わりつかれていましたが、中は大層な物でした、正直予想外に素晴らしかったです。
神秘、幻惑、どのような形容をすれば良いのでしょうか、一度は訪れることをお勧めします。
ひとついうなれば、これは絶対にクリスマスツリーじゃない(笑
あぶくま洞に好印象を受けた後、再び徒歩で駅に向かいます。このあたりでセンチメンタルな自性が本格化して、「あぁ、この場所こそが日本の原風景なんだ。」と感動していました。
昼食はローカルなラーメン屋さんです。これが至高なり。
見よ、この豪快さ。現地を歩き旅した者にだけ与えられる報奨とでも言いましょうか。
異様な満足感を味わった後は、一旦郡山まで戻り、水郡線にて水戸へ向かいます。旅のコンセプトは、行き帰り別ルートで、現実への回帰を先延ばしに、ですから。
水戸駅です。一度3.11の日に来た事があるのですが、久しぶりにゆっくり見学できました。意外とメトロポリックですね。
そして、ラストショット。水戸でのソフトクリームです。悠久の電車旅を経た身体にとっては最高の御馳走であります。
この後は、常磐線と武蔵野線、総武鈍行線を利用して千葉まで帰還しました。非常に密度の高く満足度の高い旅だったと思います。北海道は是非もう一度、いや、何度でも行きたいと思いました。それではまた。皆様良いお年を。(2012/12/28 21:55)