26th 2月, 2012

千葉秘境探索2012年冬

さて、もう何度目かの房総探訪。今回は廃ループ橋やら秘境ラーメン屋やら心霊スポットやら千葉の中でもマニアックな場所をレポートします。

まずはじめに向かうは廃ループ橋。場所は富津市磯根崎です。Googlemapにもちゃんとぐるっとまがった道が載っていたので注意深く見ればわかるはずです。

さて、磯根崎の大貫漁港の先を進むとすぐに見えてくる廃ループ橋の入り口。

意外としっかりと作られています。なぜこんな場所に道路を作ろうとしたのかはまったくもって謎です。ネットで調べた情報によると軍用の道路で第二次世界大戦中には砲弾の着弾観測所へ続く道として利用しようとしていたとの情報がありました。しかしもう少し新しい建造物のようにも見えましたが。

トンネルを抜けると・・・まだまだ道は続きます。

!?

右側に見えてきました。ガードレールです。GPS的にもどうやらこれがうわさの廃ループ橋のようです・・・

なんだかとても期待はずれ・・・な気がしますが一応ループはしているし、なるほど確かに”ループ橋”ではあるのでしょう。

さて、この道は地図上では5kmほど先まで続いているのですがこのときは時間の関係もあり先へ進むことはしませんでした。

しかし、ネット上で興味深い情報を入手。どうやらこの先には細々とした道が1kmほど続いていて何者かによって手入れされた神社があるそうです。さらに、途中のわき道を行くとなんと東京湾観音に行き着く(!?)というから非常に驚きです。

確かに東京湾観音は大戦中に軍事施設として利用されていた場所ですのでこの廃ループ橋が軍事利用目的であったという噂もあながち間違いではないのかもしれません。

さて、次は陸の孤島、千葉県の奥地に存在する秘境、、、「T秘境」です。

秘境とあるだけあってここへたどり着くには非常な悪路を乗り越えなくてはなりません。道幅が狭く、路面状況は最悪です。

この道をひたすら進むと岩肌にぽっかりとあいたトンネルにぶち当たります。ここからは徒歩です。

トンネルを抜けると・・・(ネタの使いまわしっ!)

そこはまさに秘境と呼ぶにふさわしい不思議で美しい世界が広がっています。

川辺は非常に歩きにくい。場所によっては足の踏み場がない場所もあるので靴がぬれることは覚悟しておくべきです。

それにしても千葉の山の奥地にこんな自然が広がっているなんて夢にも思いませんでした。

先へ進むと更なる自然を堪能することができるとのことでしたが、あまりにゆかるんでいて危険でしたのでここら辺で断念。

さて、この秘境の入り口のすぐ近くには以前は山荘として使われていた廃墟があります。ついでにそちらにもお邪魔してきました。

そうとう経年劣化しており、床が抜けていたり壁が崩壊していたりと倒壊するのも時間の問題な様子でした。

壁にかかったカレンダーには「昭和52年」。35年前ここで何があったのでしょうか。

朽ち果てた人形がなんともいえない哀愁を漂わせます。

本棚には古い漫画やらが詰まっていました。以前はT秘境に遊びに来ていた人々がいたのでしょうか。

一通り散策も終わったところで次の目的地へ移ります。

時間はそろそろ昼ごはん。秘境つながりで、千葉県の秘境ラーメンと呼ばれている山奥のラーメン屋さんまではるばる向かいました。

その名も「アリランラーメン」

立地は最悪です。まず徒歩ではいけません。しかし!苦労してたどり着いたのなら、ここでしか食べられない独特なラーメンを味わうことができます。

「アリランラーメン」
住所:〒297-0153 千葉県長生郡長南町山内813-1
電話:0475-46-1167
営業時間:11:00~18:00(水曜定休日)

はっきりいって、まず迷います。ナビがあっても迷います。それを覚悟した上で、ラーメンの看板を探してください。私たちは地元の人に聞いてなんとかたどりつくことができました。

しかしすごい!こんな山奥にも関わらず駐車場は満車!!おそるべきアリアンラーメン!!

さて、こちらがお目当てのラーメン。おかみさんが愛情をこめて作ったとっても濃厚なアリアンラーメンです。

味はかなり濃くてチャーシューも大盛りです。これがまた癖になる味なのでぜひ一度食べに行ってみてください。

腹ごしらえをした後はラスボスです。ついに行くことになりました、千葉県でもっとも有名な廃墟「活○」

ここは千葉では心霊スポットとして非常に有名。なんでも夏になると行列ができるほどらしいです。

私たちが行ったときにも先客がいて、すこし待たざるをえませんでした。

この廃墟、ラブホテルの後に料亭になったという話でして、事実、廃業後に地元不良グループにより強盗目的での女子高生殺人事件も発生しています。それだけに、心霊スポットとしての知名度も向上しているのでしょうが、やはり危険な場所ではありますし再利用できるような状態でもありませんから、取り壊されるのも時間の問題でしょう。

目立つ看板を目印に道をすすみ、中へ入るともう荒れ放題。

心霊スポットとして有名なだけあってとても不気味な雰囲気。

二階もあります。とにかく落書きやら劣化やらでひどい状態です。

詳しい構造の説明は割愛します。それぞれの客室には真っ赤な風呂などが残されていましたが、ここは最後には料亭として使われていたはずなのになぜ風呂なんかが残っているのでしょうか・・・不可解ではあります。

先に退散していた陣月とNilsamにせかされるようにして一階に下ります。実際に行ってみないとわからない不快感というか不安感が建物全体に漂う、確かに不気味な場所でした。

最後には近くにある、これまた心霊スポットである「 雄蛇ヶ池」へ立ち寄りました。この池もなかなか心霊的な意味で有名でして、何度もTVで紹介されたりしています。

池というには広い。水面に反射した景色が幻想的でした。

まさか、この時間から一周するとは誰もが思っていなかった・・・はずなのに、謎のタナトスに支配された集団心理によって、私たちは突き動かされるように1時間かけて夜の 雄蛇ヶ池を一周しました。

CHM史上最も心霊要素の強い旅となりましたが、霊感のない私は残念ながら何も感じることができませんでした・・・。

 

 

 

 

 

 

 

Responses

T秘境に行ってみたいんですけど、行き方教えてもらえませんか?

コメントありがとうございます。

T秘境の場所についてですが、ほかのサイト様のリンクで申し訳ありませんが以下のサイト様がとても参考になりました。

http://chibaoff.web.fc2.com/

途中の道は非常な悪路で大きな車だと通れない箇所もありますので注意してください。

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