2010年12月18日 月島・佃周辺を散策した記録です。
こんにちは、Nilsamです。 シーソーゲームを聴いたら泣きそうになりました。
さて、今回は月島、および佃を散策してきました。電車代をケチって京葉線の越中島駅から行ったのですが、人身事故で遅延したり各駅停車がなかなか来なかったりと、到着までが大変でした。
相生橋を渡り、四方を川で囲まれている目的地一帯に侵入します。こちらは橋上からですが、漁船が停泊していました。
これは、区域のメインストリームと言ってもよいであろう清澄通り。
清澄通りと平行に走っている西仲通りへ向かいます。その中途でレトロなムーバーを発見しました。
西仲通りは、もんじゃ通りと言っても良いほどにもんじゃ屋が乱立しています。その数はなんと59店(推定)
強固な組合が組織されています。ここまで来ると天晴れか。
この組合では、Tシャツなどのもんじゃ系グッズを販売しています。今回は自宅で出来るもんじゃセット(1000円)を購入しました。土産には丁度良いですね。実際家族で食べたところ、驚きの好評を博しました。
判断基準が無く、店を選べずに進むとちっこい交番がありました。なんと、現存する中では都内最古らしいです。
ふらふらしてると呼び止められたので、このお店にしました。風月です。
老夫婦が切り盛りしていて、時代が感じられました。こちらは、作り方が分からず店員の兄ちゃんに作ってもらった豚肉もんじゃ(840円)です。
もんじゃとお好み焼きの不毛な論争に決着を着けようとは思いませんが、正直比べる事が出来るほど似通った食物では無い気がします。一つ言えるのはどちらも独りで食べるのには向いてないってことでしょうか。食した感想としては、熱々してまさに正統なもんじゃでした。あの焦げみたいなやつは特に旨いですね。
少し物足りなかったので、少し脇にそれた所にあるホームベーカリーでパンを買う事にしました。こちらは外観から往時を偲ばせますね。
業者のパンと、この家で焼いているパンがありました。後者のコロッケパンを購入する旨伝えると、おまけでチョコブレッドも頂きました。咄嗟の事で驚きましたが、嬉しい話です。素朴な味で美味しいパンでした。
再び歩き始めます。上下のギャップを感じさせるローソン。
月島周辺は、清澄通りと垂直に引かれた路地でも知られています。この細さがロマンであり、ノスタルジアです。隠れ家的もんじゃも楽しめる。
何本もの路地が繋がって、遠くまで見通せました。もんじゃ通りも貫通しています。
このように密集した空間なので、火事が心配です。対策の一部として至る所に消火器が配置されていました。これは今昔融合の図。
建築基準法に引っ掛からないのか気掛かりで仕方が無い連絡通路が掛かっていました。
路地を抜けだし佃方面に向かうも、メトロポリスに奇妙なアナロジーを感じる。
立ちならぶ高層マンションと、昔からここにあるであろう風景。
最初見た時は新手の罠かと思いましたが、意を決して再び路地の中に融解して行きます。
10m程進んだ所で、開けている空間が在りました。
岩盤に描かれた地蔵尊などは、何故このような場所にあるのでしょうか。
再び外界に抜けだし、少し歩いた所には住吉神社がありました。鳥居の中心に飾られているのは陶器製だそうです。
しばらく島の外縁を散策する事に。これは灯台を模した公衆トイレです。
平和都市宣言や太陽のまち宣言は、一緒くたにして良いのか多少訝しみましたが、球体の完全性が全てを飲みこんでいるのだと納得しました。
島の外には様々な中高層建築物が立ち並んでいます。まぁ、内もですが。
中央大橋とスカイツリーのコラボ。
こちら島のほぼ先端に位置しますが、パリ広場と言うそうです。ついでに言うと、隅田川とセーヌ川は友好河川なんですね。その一環でしょうか。
フランスを意識した小洒落な空間設計が感じられます。砂場に阿呆な落書きをしましたが、もちろん消しておきましたよ!
くるっとまわってくると、健康こみちというドM根性を刺激しそうな遊具を発見しました。飛びつくように体験したわけですが、このカタルシスは経験者にしか分からないでしょう。
ふと川を見ると、近未来的な船が航行していました。
月島まで帰還して、もんじゃ通りと対称に引かれている東仲通りへ。こちらは落ち着いた雰囲気で歩きやすかったです。
路地裏の猫を一枚。
河川とともに発展し、それだけに面白い世界が形作られています。
勝どき駅まで歩いて、帰宅と。そういえば、近くにはコミケの会場も在ったんですね。流石にそこまで行く気力は残っていませんでしたが。
今回は以上になります。今昔過渡融合期のウオーターフロント、一度訪れてみてはいかがでしょうか。